（正＝１）\n\n１\t　 保税展示場において観覧者が外国貨物である酒類を試飲する行為は、外国貨物が輸入される前に本邦において消費される行為に該当するので、その消費する者がその消費の時に当該貨物を輸入するものとみなされる。《関税法第２条第３項》\n（正＝２、３、４、５）\n\n２\t　 外国から本邦に到着した貨物で輸入の許可を受けたものは、内国貨物である。《同法第２条第１項第４号》\n　 このことは、輸入の許可を受けて保税地域から引き取られる前のものであっても、同様である。 \n３\t　 輸出の許可を受けた貨物は、外国貨物である。《同法第２条第１項第３号》\n　 このことは、当該貨物が外国貿易船等に積み込まれる前のものであっても、同様である。\n４\t　 本邦の船舶により公海で採捕された水産物は、内国貨物である。《同法第２条第１項第４号》\n　　内国貨物を原料として加工してできた製品は内国貨物であるので、この製品を本邦に引き取る行為は、関税法上の輸入とみなされることはない。\n５\t　 保税蔵置場に蔵置されている外国貨物の一部を分析のために見本として消費する行為は、外国貨物が輸入される前に本邦において消費される行為に該当するので、その消費する者が消費の時に当該貨物を輸入するものとみなされる。《同法第２条第３項》

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