No.10 JPEG形式の画像データをファイルに記録するための形式を定めた標準規格の一つ。
ファイル名の標準の拡張子は「.jpg」あるいは「.jpeg」。
符号化された画像データ本体と、画像についての付加情報をファイルに記録する方式を定めており、画像の圧縮アルゴリズムの種類やカラーモデル、データの格納順など、符号の展開に必要な情報が記録される。
また、画像を扱うソフトウェアが独自の情報を記録することができる拡張領域を作成する方法を定めており、画像編集ソフトなどが自らの必要とするカラープロファイルなどの情報を記録するのに利用している。
この仕組みを応用して、(***)の拡張領域にデジタルカメラやスマートフォンなどの撮影装置が撮影時の情報（撮影日時、機種名、解像度、撮影方向、ISO感度、色空間、GPS計測による撮影位置、サムネイル画像など）を記録するための標準的な規格として「Exif」（Exchangeable Image File Format）が定められている。
現在では素の(***)ファイルは少なく、多くのJPEGファイルはExif情報を含んだ形式となっている。
(***)はC-Cube Microsystems社が開発・提唱した形式で、当初はJPEG規格で標準のファイル形式を定義していなかったため、(***)が事実上の標準として広く普及した。
その後JPEG規格の改訂に伴い、2011年にITU-Tによって、2013年にISO/IECによってJPEG標準の一部に取り込まれた。

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