No.27 サーバに接続されたディスクのデータのバックアップに関する記述として,最も適切なものはどれか。
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情報セキュリティ対策にとって重要なバックアップも、その運用方法や管理方法によっては使いものにならない場合があります。使えないバックアップでは意味がありません。バックアップには幾つかの注意事項があります。
- 業務形態に合わせて定期的に行う
- 目的時点の状態にリストアできる
- バックアップ媒体を安全に管理する
- 不要になったら確実に消去する
- 一定の期間を過ぎて利用頻度が低くなったデータは,現在のディスクから消去するとともに,バックアップしておいたデータも消去する。
利用頻度が下がっただけで、まだ利用される可能性が残されているので、バックアップ分まで消去してしまうのは不適切です。 - システムの本稼働開始日に全てのデータをバックアップし,それ以降は作業時間を短縮するために,更新頻度が高いデータだけをバックアップする。
更新頻度が低いデータを本稼働開始日の状態にしか戻せず、更新内容が消失してしまうため不適切です。 - 重要データは,バックアップの媒体を取り違えないように,同一の媒体に上書きでバックアップする。
故障や誤操作によるデータ消失を避けるため、および、日々の更新の誤りを修正できるようにするために、一定回数のバックアップを世代として管理し複数の媒体に残すことが推奨されます。 - 複数のファイルに分散して格納されているデータは,それぞれのファイルへの一連の更新処理が終了した時点でバックアップする。
正しい。更新途中でバックアップを行うとデータの整合性が欠けた状態で保存されてしまうため、バックアップは一連の更新処理が終了した後に行う必要があります。
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