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No.54 プロジェクトマネジメントにおいて,目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。


〔目的〕
目的1プロジェクトの目標,成果物,要求事項及び境界を明確にする。
目的2プロジェクトの目標や成果物などの変更によって生じる,プロジェクトの機会となる影響を最大化し,脅威となる影響を最小化する。
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JIS Q 21500(プロジェクトマネジメントの手引)において、4つの対象群(PMBOKの知識エリアに相当する)は次のように定義されています。
コミュニケーション
プロジェクトに関連する情報の計画、マネジメント及び配布に必要なプロセスを含む
スコープ
作業及び成果物のうち必要とするものだけを特定し、定義するために必要なプロセスを含む
調達
製品、サービス又は結果を計画し、入手し、供給者との関係をマネジメントするために必要なプロセスを含む
リスク
脅威及び機会を特定し、マネジメントするために必要なプロセスを含む
スコープ対象群は、プロジェクトの遂行に必要な作業を過不足なく含め、プロジェクトを成功させることが目的であり、スコープの定義、WBSの作成、活動(アクティビティ)の定義、スコープの管理などのプロセスを含みます。
JIS Q 21500において、目的1は「スコープの定義」の目的、目的2は「スコープの管理」の目的として記載されています。よって該当する対象群は「スコープ」になります。
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