No.86 主記憶へのアクセスを伴う演算命令を実行するとき,命令解読とオペランド読出しの間に行われる動作はどれか。
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一般に命令の実行は、次の5つのステージに分かれています。
- 命令フェッチ
- プログラムカウンタが示すアドレスから命令語を命令レジスタに読みだす。
- 命令デコード
- 命令デコーダが取り出した命令を解読する。
- 実効(有効)アドレス計算
- 命令語のオペランド部の値を用いて、演算対象のデータを保持する主記憶のアドレスを計算する。
- オペランドフェッチ
- 計算されたアドレス値を用いて主記憶からデータを汎用レジスタに取り出す。
- 実行
- 解読された命令と演算対象のデータで命令を用いて演算を行う。
命令語は命令部や演算を指示する"命令部"と、処理対象のデータや主記憶のアドレスなどを指示する"オペランド部"から構成されています。オペランド部が指示する主記憶のアドレスは、直接アドレス指定方式,間接アドレス指定方式,インデックスアドレス指定方式など様々な
アドレス指定方式によって指定されています。実効アドレス計算は、オペランド部がもつ値から(アドレス指定方式に応じて)主記憶のアドレスを計算する動作で、この計算されたアドレス値を用いて次の「オペランド読出し」が行われます。
したがって命令解読とオペランド読出しの間に行われる動作は「実効アドレス計算」になります。
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