No.75 pを2以上の整数とする。
任意の整数nに対して,
n=kp+m (0≦m<p)
を満たす整数kとmが一意に存在する。
このmをnのpによる剰余といい,n mod pで表す。
(-10000) mod 32768に等しくなるものはどれか。
任意の整数nに対して,
n=kp+m (0≦m<p)
を満たす整数kとmが一意に存在する。
このmをnのpによる剰余といい,n mod pで表す。
(-10000) mod 32768に等しくなるものはどれか。
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文字式 n=kp+m (0≦m<p) において、nは除算の割られる数、pは割る数、kは商、mは剰余を表しています。
n=kp+m の式に、 (-10000) mod 32768 の n=10000、p=32768 を代入すると、m(剰余)は次のように表せます。
-10000=32768k+m
m=-32768k-10000
剰余であるmは、0以上p未満(0≦m<p)である必要があるので、整数kの範囲を以下のように求めます。
[mが0となるkの値]
-32768k-10000=0
-32768k=10000
k≒-0.3051
[mがpとなるkの値]
-32768k-10000=32768
-32768k=42768
k≒-1.3051
k(商)は(-1.3051<k≦-0.3051)を満たす整数ですから「-1」とわかります。前述の式のkに-1を代入すると、
m=-32768×(-1)-10000
m=22768
(-10000) mod 32768=22768 で、剰余mが22768になることがわかります。したがって、選択肢の中で剰余が22768となる「22768 mod 32768」が適切な答えです。
n=kp+m の式に、 (-10000) mod 32768 の n=10000、p=32768 を代入すると、m(剰余)は次のように表せます。
-10000=32768k+m
m=-32768k-10000
剰余であるmは、0以上p未満(0≦m<p)である必要があるので、整数kの範囲を以下のように求めます。
[mが0となるkの値]
-32768k-10000=0
-32768k=10000
k≒-0.3051
[mがpとなるkの値]
-32768k-10000=32768
-32768k=42768
k≒-1.3051
k(商)は(-1.3051<k≦-0.3051)を満たす整数ですから「-1」とわかります。前述の式のkに-1を代入すると、
m=-32768×(-1)-10000
m=22768
(-10000) mod 32768=22768 で、剰余mが22768になることがわかります。したがって、選択肢の中で剰余が22768となる「22768 mod 32768」が適切な答えです。
- -(10000 mod 32768)
剰余は-10000になるため不適切です。 - (-22768) mod 32768
剰余が10000になるため不適切です。 - 10000 mod 32768
剰余は10000になるため不適切です。 - 22768 mod 32768
正しい。
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