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No.15 情報システムが利用者の本人確認のために用いる秘密の番号。
本人がシステムにあらかじめ数桁の番号を登録し、システムの利用時に入力することで、利用しようとする人物が本人であることを確かめる。
他人に知られると成りすまして悪用される恐れがあるため、他の人に教えたりどこかに書き留めたりせずに暗誦しなければならない。
1960年代に金融機関のATM(現金自動預け払い機)が発明された際に本人確認の手段として導入されたもので、現在でもキャッシュカードやクレジットカードなどの本人確認手段としてよく利用される。
当初導入されたシステムで4桁の(***)(0000から9999までのいずれか)が採用されたことから4桁のシステムが多いが、現代ではシステムの種類や方式によってはコンピュータなどを用いて1万回の試行を繰り返して容易に割り出すことができる場合があるため、より長い桁数を用いるべきだとする意見もある。
一方、コンピュータシステムでは8桁程度かそれ以上の長さの英数字・記号の組み合わせからなる「パスワード」(password)を本人確認のための秘密の情報として用いることが多いが、近年では携帯端末のロック解除コードやワンタイムパスワード、パスワードリセット時の認証コードなど、補助的な役割で(***)が利用されることもある。
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