No.61 システムの移行計画に関する記述のうち,適切なものはどれか。
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- 移行計画書には,移行作業が失敗した場合に旧システムに戻す際の判断基準が必要である。
正しい。移行が失敗した場合には、対象業務への影響を避けるために速やかに旧システムへ戻す必要があります。移行を中止して移行前の状態に戻すことを「切り戻し」といいます。移行計画書には移行作業の中止基準および旧システムへの復旧手順を記載しておく必要があります。 - 移行するデータ量が多いほど,切替え直前に一括してデータの移行作業を実施すべきである。
移行後のトラブルや失敗したときのリカバリが大変なので、移行規模が大きい場合は、できるだけ複数回に分割して実施すべきです。 - 新旧両システムで環境の一部を共有することによって,移行の確認が容易になる。
環境の一部が共有されているので、新システムへの移行の確認が取りにくくなります。 - 新旧両システムを並行運用することによって,移行に必要な費用が低減できる。
並行運用している期間の運用費は単純計算で2倍になりますので、その期間が長いほど移行に要するコストがかかります。
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