No.39 新規システムにおけるデータのバックアップ方法に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
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- 業務処理がバックアップ処理と重なると応答時間が長くなる可能性がある場合には,両方の処理が重ならないようにスケジュールを立てる。
正しい。業務に影響が出てしまうのであれば、バックアップを業務時間外に実施するのが適切な運用です。 - バックアップ処理時間を短くするためには,バックアップデータをバックアップ元データと同一の記憶媒体内に置く。
同じ記憶媒体にバックアップを保存してしまうと媒体障害の場合に復旧できないので不適切です。 - バックアップデータからの復旧時間を短くするためには,差分バックアップを採用する。
差分バックアップ方式における復旧手順は、まずフルバックアップを適用し、その後に時系列に沿って各差分を適用していく流れになります。したがって復旧時間に関しては、差分バックアップ方式よりフルバックアップ方式を採用したほうが短くなります。 - バックアップデータを長期間保存するためには,ランダムアクセスが可能な媒体を使用する。
ランダムアクセスできる記憶媒体の寿命は以下のように比較的短く、一般的には長期間の保存には向きません。- HDD…約5年
- CD/DVD…5~20年
- フラッシュメモリ…5~10年
これに対して、磁気テープはシーケンシャルアクセスしかできませんが30年程度は記憶内容を保持することができます。
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