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No.54 整数1~1,000を有効とする入力値が,1~100の場合は処理Aを,101~1,000の場合は処理Bを実行する入力処理モジュールを,同値分割法と境界値分析によってテストする。
次の条件でテストするとき,テストデータの最小個数は幾つか。


〔条件〕有効同値クラスの1クラスにつき,一つの値をテストデータとする。
ただし,テストする値は境界値でないものとする。
有効同値クラス,無効同値クラスの全ての境界値をテストデータとする。
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⭕️ [[ AnswerCalc[0] ]] % A [[ AnswerCalc[1] ]]
同値分割境界値分析はブラックボックステストのテストケース作成手法です。
同値分割
正しい入力値のデータクラス、正しいデータ範囲の上限を超えて無効であるデータクラス、正しいデータ範囲の下限を下回って無効であるデータクラスの3つのデータクラスに分割し、その中から1つの代表値を選んでテストケースとする。
入力値が整数に限定されており有効値が 0~50 である場合、「有効なデータ範囲 0~50」「有効値を下回る無効なデータ範囲 -∞~-1」「有効値を上回る無効なデータ範囲 51~∞」の中から、それぞれ適当な値を選択しテストケースとする。
境界値分析(限界値分析)
同値分割と同じようにデータ範囲を「有効値」及び「有効値超過」「有効値未満」の3つに分類するところまでは同じだが、テストケースには有効範囲の上限値とそれを1つ上回る値、および下限値とそれを1つ下回る値を利用する。
入力値が整数に限定されており有効値が 0~50 である場合、境界分析のテストケースには「-1, 0, 50, 51」の4つが選ばれる。
処理Aと処理Bの有効同値クラス、および無効同値クラスを図で表すと以下のようになります。
設問の〔条件〕に則りテストデータを追加していきます。まず有効同値クラスの1クラスにつき、境界値ではない1つの値を選択します(①)。(※無効同値クラスからは代表値を選択しないことに注意します)
次に「有効値の下限」「処理Aと処理Bの境界」「有効値の上限」の3つの境界について、それぞれ2つの境界値をテストデータに追加します(②)。
このテストデータから、どれか1つでも減らしてしまうと設問の条件を満たせなくなるため、テストケースの最小個数は8になります。
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