No.106 図はNTPによる時刻合わせの基本的な仕組みを表している。
NTPサーバからの応答には,NTPサーバでの問合せ受信時刻と,応答送信時刻が含まれており,PCは図に示した四つの時刻からサーバ時刻とのずれを計算する。
このとき,PCの内部時計はNTPサーバの時計と比べてどれだけずれているか。
ここで,伝送遅延は問合せと応答で等しいものとする。
また,図中の時刻は,PCとNTPサーバのそれぞれの内部時計の時刻であり,aa:bb:cc.dddddd は aa時bb分cc.dddddd秒 (ddddddはマイクロ秒)を表す。
NTPサーバからの応答には,NTPサーバでの問合せ受信時刻と,応答送信時刻が含まれており,PCは図に示した四つの時刻からサーバ時刻とのずれを計算する。
このとき,PCの内部時計はNTPサーバの時計と比べてどれだけずれているか。
ここで,伝送遅延は問合せと応答で等しいものとする。
また,図中の時刻は,PCとNTPサーバのそれぞれの内部時計の時刻であり,aa:bb:cc.dddddd は aa時bb分cc.dddddd秒 (ddddddはマイクロ秒)を表す。
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まず、4つの時刻から問合せ・応答の伝送遅延時間を求めます。
PCの問合せ送信から応答受信までが(900-100=)800マイクロ秒、NTPサーバの問合せ受信から応答送信までが(400-200=)200マイクロ秒なので、問合せ・応答の往復に要した伝送時間は、以下のように計算できます。
800-200=600(マイクロ秒)
設問にて「伝送遅延は問合せと応答で等しい」と示されているため、問合せと応答の際の伝送遅延は各々300マイクロ秒とわかります。
次に、求めた伝送遅延時間を用いて時刻のずれを計算します。
NTPサーバの応答送信時刻が aa:bb:cc.000400 なので、これに伝送遅延の300マイクロ秒を足した aa:bb:cc.000700 がPCの応答受信時刻になるはずです。しかしPCの応答受信時刻は aa:bb:cc.000900 を示しているため、時計のずれが生じていると判断できます。PCとNTPサーバの時計の差は次のように導けます。
900-700=+200(マイクロ秒)
したがって「イ」が正解です。
PCの問合せ送信から応答受信までが(900-100=)800マイクロ秒、NTPサーバの問合せ受信から応答送信までが(400-200=)200マイクロ秒なので、問合せ・応答の往復に要した伝送時間は、以下のように計算できます。
800-200=600(マイクロ秒)
設問にて「伝送遅延は問合せと応答で等しい」と示されているため、問合せと応答の際の伝送遅延は各々300マイクロ秒とわかります。
次に、求めた伝送遅延時間を用いて時刻のずれを計算します。
NTPサーバの応答送信時刻が aa:bb:cc.000400 なので、これに伝送遅延の300マイクロ秒を足した aa:bb:cc.000700 がPCの応答受信時刻になるはずです。しかしPCの応答受信時刻は aa:bb:cc.000900 を示しているため、時計のずれが生じていると判断できます。PCとNTPサーバの時計の差は次のように導けます。
900-700=+200(マイクロ秒)
したがって「イ」が正解です。
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