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No.98 シノニムレコードの発生する可能性があるファイルアクセスはどれか。
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補助記憶装置にデータを記録する方式であるファイル編成には、「順編成」「区分編成」「索引順編成」「直接編成」「仮想記憶編成(VSAM)」の5つの方式があります。
順編成ファイル
順次アクセスを行うためのファイル編成方法で、レコードを先頭から順番に格納する。シーケンシャルファイルともよばれる。
区分編成ファイル
メンバと呼ばれる複数の順編成ファイルを格納したメンバ領域と、メンバの格納位置や名前を保存する登録域から構成され、メンバごとに順次アクセスができるようになっている。
索引順編成ファイル
格納データに対して順次アクセスと直接アクセスの両方のアクセス方式を利用できる編成方式。基本データ域、索引域、あふれ域の3つの領域で管理を行う。
直接編成ファイル
レコードのキー値から格納するアドレスを計算して、レコードをこのアドレスに直接格納する。
仮想記憶編成ファイル
順編成、直接編成、索引順編成を含むファイル編成。
このうち直接編成ファイルではキー値をプログラムによってアドレスに変換するため、異なるキー値から同一のアドレスが計算されてしまうことがあります。これをシノニムの発生といい、新たなレコードを追加するときにすでにデータが格納されているアドレスが指定されてしまう可能性があります。
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