No.101 あるシステムのサーバ処理において,次の条件で1年後の処理時間が現在より長くならないようにするためには,CPUの1ステップ当たりの処理時間を少なくとも現在の何%にしなければならないか。
〔条件〕データ1件の処理は,CPU命令100万ステップと磁気ディスクへの入出力20回で構成されている。
現在は,CPU処理が1ステップ当たり平均1マイクロ秒で,入出力は1回 25ミリ秒で処理されている。
1年後は,入出力装置の性能改善によって,データ1件を処理する際の入出力時間が現在の80%に短縮される。
1年後に,1日当たりデータの処理件数は現在の150%に増加する。
待ち時間及びその他のオーバヘッドは考慮しないものとする。
〔条件〕データ1件の処理は,CPU命令100万ステップと磁気ディスクへの入出力20回で構成されている。
現在は,CPU処理が1ステップ当たり平均1マイクロ秒で,入出力は1回 25ミリ秒で処理されている。
1年後は,入出力装置の性能改善によって,データ1件を処理する際の入出力時間が現在の80%に短縮される。
1年後に,1日当たりデータの処理件数は現在の150%に増加する。
待ち時間及びその他のオーバヘッドは考慮しないものとする。
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現在のデータ1件の処理時間を表す式は、
(100万×1マイクロ秒)+(25ミリ秒×20)
=100万マイクロ秒+500ミリ秒
=1500ミリ秒
CPU処理時間をmとして,入出力時間を80%,件数増える分1.5を掛けると1年後のデータ1件の処理時間は、
{(100万×m)+(25ミリ秒×0.8)×20}×1.5
=(100万m+20ミリ秒×20回)×1.5
=(100万m+400ミリ秒)×1.5
=150万m+600ミリ秒
この2つを方程式にすると、
150万m+600ミリ秒≦1500ミリ秒
150万m≦900ミリ秒
m≦0.0006ミリ秒=0.6マイクロ秒
1年後のCPU処理時間が0.6マイクロ秒であれば現在よりも処理時間が長くならないため、現在の1マイクロ秒と比較して少なくとも60%以下にしなくてはならないことがわかります。
(100万×1マイクロ秒)+(25ミリ秒×20)
=100万マイクロ秒+500ミリ秒
=1500ミリ秒
CPU処理時間をmとして,入出力時間を80%,件数増える分1.5を掛けると1年後のデータ1件の処理時間は、
{(100万×m)+(25ミリ秒×0.8)×20}×1.5
=(100万m+20ミリ秒×20回)×1.5
=(100万m+400ミリ秒)×1.5
=150万m+600ミリ秒
この2つを方程式にすると、
150万m+600ミリ秒≦1500ミリ秒
150万m≦900ミリ秒
m≦0.0006ミリ秒=0.6マイクロ秒
1年後のCPU処理時間が0.6マイクロ秒であれば現在よりも処理時間が長くならないため、現在の1マイクロ秒と比較して少なくとも60%以下にしなくてはならないことがわかります。
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