基礎理論
アルゴリズム
コンピュータ構成要素
システム構成要素
ソフトウェア
ハードウェア
ヒューマンインタフェース
マルチメディア
データベース
ネットワーク
セキュリティ
システム開発技術
ソフトウェア開発管理技術
😀 mypage
🥇 ranking
📊 chart
📏 rule
No.70 Webサーバとデータベースサーバ各1台で構成されているシステムがある。
次の運用条件の場合,このシステムでは最大何TPS処理できるか。
ここで,各サーバのCPUは,1個とする。


〔運用条件〕トランザクションは,Webサーバを経由し,データベースサーバでSQLが実行される。
Webサーバでは,1トランザクション当たり,CPU時間を1ミリ秒使用する。
データベースサーバでは,1トランザクション当たり,データベースの10データブロックにアクセスするSQLが実行される。
1データブロックのアクセスに必要なデータベースサーバのCPU時間は,0.2ミリ秒である。
CPU使用率の上限は,Webサーバが70%,データベースサーバが80%である。
トランザクション処理は,CPU時間だけに依存し,Webサーバとデータベースサーバは互いに独立して処理を行うものとする。
⭕️
💾
🖊 ☑️
⭕️ [[ AnswerCalc[0] ]] % A [[ AnswerCalc[1] ]]
TPS(Transaction Per Second)は、システムが1秒間に処理できるトランザクション数を表す単位です。

Webサーバでは1トランザクション当たり1ミリ秒のCPU時間を使用するので、1秒間で最大1000トランザクションを処理できることになります。しかし問題文にはCPU使用率の条件が設定されており、これによりWebサーバのCPU使用時間は1秒間に最大で700ミリ秒に制約されます。
したがってWebサーバのTPSは700になります。

データベースサーバも同様に使用率の上限が80%なので、CPU使用時間は1秒間に最大で800ミリ秒に制約されます。
1トランザクション当たりのCPU使用時間は、
 10データブロック×0.2ミリ秒=2ミリ秒

最大CPU使用時間を1トランザクションあたりのCPU時間で割ると、
 800÷2=400

したがってデータベースサーバのTPSは400になります。

WebサーバのTPSが700,データベースサーバが400なので比較したときに少ない400TPSがシステム全体として処理可能なトランザクション数となります。
💾 ✔️
[[ d.CommentTxt ]]
🏠 >   基本情報技術者試験 >     テクノロジー >     システム構成要素 >  
< >
🥇